平成29年度 公立玉名中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
        
平成29年度に退院された患者さんの集計結果をお知らせします。
【用語解説】
・DPC(Diagnosis Procedure Combination)【診断群分類】とは:入院医療における診断群分類に基づいて評価される入院1日当たりの定額支払い制度で使用される分類で、その入院期間のうち最も医療資源を投入した傷病名を基準に、手術を行ったかどうか、定義された処置・検査等を行ったかどうかで、1日当たりの入院費が決定されます。その際14桁のコードがつきます。


例えば、050070xx9700xx は、頻脈性不整脈、手術あり、手術・処置等1なし、手術・処置等2なし となります。


・最も医療資源を投入した傷病名とは:当該入院期間に、医療従事者・材料・薬剤・医療費・時間などから総合的に判断した傷病名です。

     
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 355 120 90 109 151 330 862 1214 1533 616
 平成29年度(平成29年4月1日~平成30年3月31日)に退院された患者さんを10歳きざみの年代別に集計しています。この年齢は、入院時の年齢を採用しています。
 前年度と比較すると、全退院患者数は約600名増加しており、どの年代でも退院患者さんは増えています。年齢構成を見ると、70歳以上の退院患者数は全体の約60%を占めており、全体の平均年齢は68.33歳となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
平成29年度に退院された、DPC対象の患者さんのDPCコード14桁別に集計し、各診療科別の上位5位までを表示しています。
例えば前立腺生検や鼠径ヘルニア手術をされた方、労災または自費による入院等、包括対象外の患者さんは集計の対象外となり、反映されていません。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

1.用語解説

・最も医療資源を投入した傷病名とは:当該入院期間に、医療従事者・材料・薬剤・医療費・時間などから総合的に判断した傷病名です。

・A-DROPスコアとは:市中肺炎ガイドラインによる重症度分類で、指標は5項目の頭文字をとったものです。
 1)Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
 2)Dehydration(脱水):BUN_21mg/ml以上、または脱水あり
 3)Respiration(呼吸状態):SpO2_90%以下
 4)Orientation(意識障害):意識障害あり
 5)Pressure(血圧):血圧(収縮期)90mmHg以下
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点…となります。
    
2.計算式
・平均在院日数=
 分子:該当するDPCコード別の総在院日数
 分母:該当するDPCコード別の患者数

・転院率=
 分子:DPC調査結果における、退院先(他の病院・診療所への転院)となった件数
 分母:該当するDPCコード別の患者数
     
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の診断・治療 44 26.34 20.83 34.09% 85.30
040110xxxxx0xx 間質性肺炎の治療・診断 27 34.30 19.65 11.11% 76.41
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患の診断・治療 20 16.60 13.83 5.00% 76.50
040040xx99000x 肺がんの治療・診断 20 18.10 14.60 10.00% 76.75
040040xx99040x 肺がんの治療(化学療法) 20 21.65 11.99 0.00% 70.70
 呼吸器内科では、複数の呼吸器内科専門医が在籍しており、幅広い呼吸器疾患(肺炎、間質性肺疾患、肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息、気胸、呼吸不全等)に対応しています。
その中で特に多いのが誤嚥性肺炎です。誤嚥性肺炎は、嚥下機能(食べ物等を飲み込む力)の低下により発生するため高齢者によく起こります。
 肺がんの治療については、患者さんの状態に合わせた治療(化学療法、放射線療法、緩和療法等)を行っています。放射線療法については、当院では治療施設がないため、他の医療機関と連携して治療を行っています。
※内科では総合すると細菌性肺炎の患者さんを最も多く治療しています。この指標に挙がってきていないのは、平成28年度に実施された診療報酬改定で診断群分類(DPC)の市中肺炎の重症度分類であるA-DROPスコアが導入され、入院時の患者さんの状態で分岐されるためです。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎、閉塞性黄疸などで内視鏡治療を行う場合 63 9.51 10.61 9.52% 74.29
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患の診断・治療 31 7.55 7.87 0.00% 65.97
060140xx97x00x 穿孔のない胃・十二指腸潰瘍などで内視鏡的止血術などを施行する場合 26 11.62 10.71 7.69% 70.58
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸などの良性疾患の診断・治療 26 7.58 7.39 0.00% 79.85
060210xx99000x 腸閉塞の診断・治療 21 10.90 8.98 9.52% 71.33
 消化器内科では、胆管結石・胆管炎・閉塞性黄疸などで内視鏡治療を行った患者さんが最も多くなっています。胆管炎は、胆管(胆汁の流れる通り道)の閉塞機転によって発症し、原因として一番多いのは胆管結石です。症状としては発熱・腹痛・黄疸が出現し、重症となるとさらにショック症状(血圧低下)、意識障害も出現し、生命にかかわることもあります。
 当院では受診された場合、早急に腹部エコー検査、CT、MRI検査、血液検査などを実施し、診断します。また、並行してガイドラインに基づいた重症度判定を行い、中等症以上の胆管炎と診断した場合には夜間や休日でも早急に内視鏡的胆管ドレナージを行います。
 前年度と比較すると、疾患自体にあまり変化はありませんが、全体的に数が増加しています。また消化器内科全体の平均年齢は、72.79歳となっています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患の心臓カテーテル検査 86 3.14 3.03 0.00% 71.83
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患で心臓カテーテル治療(PCIなど)を行う場合 53 5.60 4.62 1.89% 72.92
050130xx99000x 心不全の診断・治療 36 21.97 17.71 11.11% 82.33
050030xx97000x 急性心筋梗塞、再発性心筋梗塞で心臓カテーテル治療(PCIなど)を行う場合 24 15.17 12.72 12.50% 66.17
050210xx97000x 徐脈性不整脈でペースメーカー植え込み術などを行う場合 17 11.12 11.21 5.88% 81.82
 循環器内科は、心臓血管病の診断、治療を中心に診療しており、主として虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、心筋症、心臓弁膜症、不整脈、大血管疾患を診療しています。
最も多い疾患は総合すると狭心症、虚血性心疾患です。運動負荷心電図、心筋シンチ、冠動脈CTなどで評価し、必要があれば心臓カテーテル検査、血行再建術(経皮的冠動脈インターベンション)を施行しています。心臓カテーテル検査は1泊2日~2泊3日、待機的経皮的冠動脈インターベンションは3泊4日の入院で行っています。また、5番目に多い徐脈性不整脈の診断では24時間心電図、電気生理学的検査が施行可能で、適応があればペースメーカー植え込み術を施行しています。また、早期の社会復帰を目指し、心臓リハビリテーションにも力を入れています。当科で急性期の治療を行い、その後症状が安定していれば、地域の医療機関に継続的なフォローアップを依頼しています。日常診療ではエビデンス(根拠)、ガイドラインを踏まえたスタンダードで適切な医療を提供できるように心がけています。
 当院には、心臓血管外科がありませんので、冠動脈バイパス術や弁置換術、大動脈疾患の手術が必要な場合には熊本市内の心臓血管外科併設施設へ紹介しています。また、不整脈疾患でカテーテル治療や植込み型除細動器等のデバイス適応がある方も熊本市内の認定施設へ紹介しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎の診断・治療 63 5.90 5.94 0.00% 1.06
040100xxxxx00x 喘息の診断・治療 42 5.79 6.32 0.00% 3.52
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎の診断・治療 41 3.59 5.50 0.00% 2.51
030270xxxxxxxx 上気道炎の診断・治療 36 3.67 4.84 0.00% 3.53
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎の診断・治療 30 4.83 6.03 0.00% 2.47
 小児科の主な入院診療の対象は感染症で、その他食物アレルギー、成長ホルモン分泌不全疾患の検査入院など幅広い分野に対応しています。中でも多くを占めるのが、上気道炎、気管支炎、細気管支炎、肺炎等の呼吸器系疾患です。十分な免疫を持たない小児においては、解剖・生理学的に気管支肺炎へ進展しやすい特徴があります。RSウイルスなどのウイルスによる二次感染を併発すると急速に呼吸困難に陥り、命に関わることもあり適切な対応が求められます。
 喘息発作は前年度同様に2番目に多い疾患となっています。厳密には感染症とは異なりますが、感染が増悪因子となります。気管支喘息治療・管理ガイドラインに則した治療で改善されますが、重積発作への進展や酸素、ステロイド投与を必要とするなど重症化もあり得る疾患です。
 腸炎については多くはウイルス性で対症療法になります。小児は細胞内水分が多く、不感蒸泄(呼気・皮膚・粘膜から蒸発する水分)も多い等の理由から、発熱・嘔吐・下痢により容易に脱水を引き起こします。その代表はロタウイルスであり、発展途上国では多くの死亡例もあることから適切な輸液療法の施行が重要となります。
 小児科は地域中核病院においても数少ない入院施設を持ち、地域住人の方々のニーズに応える入院体制を整えています。また、在院日数も全国平均より短く、スピーディーかつ適切な医療提供を心がけています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335xx02000x 胆石性胆のう炎などで腹腔鏡下胆のう摘出術を行う場合 18 11.94 7.40 0.00% 64.44
060150xx02xxxx 虫垂周囲膿瘍を伴う虫垂炎で虫垂切除術などの手術を行う場合 18 10.22 9.88 5.56% 47.78
060330xx02xxxx 胆のう結石などで腹腔鏡下胆のう摘出術などを行う場合 15 13.60 6.64 0.00% 61.47
060210xx99000x 腸閉塞の診断・治療 10 10.30 8.98 10.00% 70.60
060370xx97000x 腹膜炎、腹腔内膿瘍(女性器臓器を除く。)で手術など行う場合 - - 20.23 - -
 外科での主たる治療は消化器系疾患、呼吸器疾患、乳腺疾患等多岐にわたります。前年度同様に、その中でも特に多くを占めるのは胆嚢の胆石などを原因とする消化器系の疾患です。外科では主に侵襲の少ない腹腔鏡下での胆嚢摘出術を行っており、開腹術に比べ短期間での退院が可能となっています。また、虫垂炎や腹膜炎については穿孔を原因とした汎発性腹膜炎に進展することが有り、急を要する場合には緊急手術にも対応しています。
 腸閉塞は過去に手術を行った患者さんに多い疾患で主な原因は腸管の癒着が原因となります。
 当科では消化器内科と連携し、状況に応じた適切な外科治療を提供しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 外傷性股関節大腿近位骨折で人工骨頭挿入術などを行う場合 149 50.60 27.09 43.62% 85.27
160690xx99xx0x 外傷性胸椎・腰椎以下骨折の診断・治療 63 42.65 19.94 14.29% 79.76
070370xx99xxxx 脊椎骨粗しょう症による骨折の診断・治療 53 42.85 22.44 18.87% 83.89
160760xx97xx0x 外傷性前腕骨折で骨折手術を行う場合 46 9.98 5.21 0.00% 52.65
160980xx99x0xx 外傷性骨盤骨折の診断・治療 31 38.52 19.97 25.81 76.23
 整形外科では、患者さんの意向により一般病棟に入院後、継続的なリハビリテーションを実施するため、当院の回復期リハビリテーション病棟へ転棟後、退院となる患者さんもいます。そのため平均在院日数が、全国平均より長くなっています。
 前年度と比較すると、大腿骨近位端骨折、胸椎・腰椎骨折の数は減少しており、脊椎骨粗しょう症による骨折の数が増加しています。大腿骨近位端骨折は主に転倒にて発症し、高齢者に多い疾患です。治療は手術が基本でありその後のリハビリが重要になっていきます。骨粗しょう症は加齢、薬物などにより発症し、これも高齢者に多く発症する疾患です。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(発症前の状態が比較的軽度)の診断・エダラボン治療を行う場合 23 38.57 16.38 13.04% 73.57
030400xx99xxxx めまい症などの診断・治療 12 7.75 5.15 0.00% 75.17
010230xx99x00x てんかんの診断・治療 - - 6.32 - -
010060x2990400 脳梗塞(発症前の状態が中等度以上)の診断・エダラボン治療を行う場合 - - 20.20 - -
010060x2990201 脳梗塞(発症前の状態が比較的軽度)の診断・リハビリテーションを行う場合 - - 16.51 - -
 神経内科では、脳、脊髄、筋肉、末梢神経の疾患に幅広く対応していますが、その中でも 虚血性脳血管障害(脳梗塞)は多く、年間入院患者数の約半数を占めています。脳梗塞は脳に酸素や栄養を運ぶ血管が詰まり脳への血液供給が途絶えることにより、麻痺、言語障害、意識障害がおこる病気です。 治療は薬物を用いた内科的治療やリハビリテーションを積極的に行っています。
 てんかんは、脳の異常な興奮により、意識障害やけいれん発作などがおこる病気で、抗けいれん薬を用いた薬物療法などを行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚がん(黒色腫以外)で腫瘍切除術などの手術を行う場合 22 9.18 8.50 9.09% 80.45
080007xx010xxx 皮膚の良性腫瘍で皮膚・皮下腫瘍摘出術などの手術を行う場合 - - 4.14 - -
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒)の診断・治療 - - 3.58 - -
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍で皮膚・皮下腫瘍摘出術などの手術を行う場合 - - 4.86 - -
080011xx99xxxx 急性膿皮症の診断・治療 - - 11.73 - -
 平成29年度より新しく新設された皮膚科では皮膚がん、皮膚炎、足白癬、帯状疱疹、イボ、など様々な疾患に対応しています。
 今年度は皮膚がんで手術を受けられた患者さんが多くなっています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx020x0x 腎・尿路結石で経尿道的な尿路結石術を行う場合 77 7.99 5.75 3.90% 64.99
110070xx0200xx 膀胱がんで経尿道的な膀胱腫瘍摘出術を行う場合 59 7.10 7.31 0.00% 74.56
110080xx01x0xx 前立腺がんで前立腺全摘出術を行う場合 40 11.20 12.92 2.50% 70.33
110310xx99xx0x 腎臓・尿路感染症の診断・治療 26 11.62 12.34 11.54% 74.54
110200xx02xxxx 前立腺肥大症などで経尿道的な前立腺手術を行う場合 21 9.00 9.73 0.00% 75.14
 泌尿器では主に尿路の感染、結石、悪性腫瘍など幅広い疾患を取り扱っています。
前年度と比較すると、腎・尿路結石で経尿道的な尿路結石術を行う患者さんが2倍以上増加しており、レーザー治療器を導入した結石治療が一因だと思われます。また近年、高齢化やPSA検診の普及により前立腺がんの患者さんが増加しています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx991x0x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全の検査で針生検を行う場合 10 5.10 7.35 0.00% 56.10
110280xx99010x 末期腎不全で維持透析を行う場合 - - 14.55 - -
110280xx02x00x 末期腎不全でシャント術を行う場合 - - 8.50 - -
110290xx99x00x 急性腎不全の診断・治療 - - 14.30 - -
110280xx99000x 末期腎不全の診断・治療 - - 12.23 - -
 腎臓内科での主な入院対象疾患は慢性腎不全で、その他に急性腎不全、ネフローゼ症候群なども対象疾患となっています。近年の糖尿病有病率の上昇により、血管合併症としての慢性腎不全は年々増加しています。その他、高齢化による高血圧・腎硬化による腎不全も同様です。医療資源病名として多くを占めるのが腎不全及び透析関連であることもそれを示唆するものです。
 当科では、腎不全の進行抑制を目的として外来での栄養・薬剤指導を行っており、入院治療を要する症状への悪化を防いでいます。腎不全が進行し透析などの代替療法が必要になった場合でも、患者さんと相談し腹膜透析、血液透析の導入、外来維持透析も行っております。また、シャントトラブルに対するPTA(経皮的血管形成術)にも対応可能です。入院治療が必要な場合でも、他科と連携しながら適切な医療を提供し、スピーディーな退院を促進しており入院日数は全国平均に較べて短めとなっています。
糖尿病・内分泌科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100071xx99x110 85歳未満の2型糖尿病(多数の合併症を伴う)インスリン治療 14 18.00 15.63 0.00% 64.64
100070xx99x000 85歳未満の2型糖尿病(合併症なし又は単数)の診断・治療 10 11.80 11.16 0.00% 55.50
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシスの診断・治療 - - 13.57 - -
110310xx99xx0x 腎臓・尿路感染症の診断・治療 - - 12.34 - -
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の診断・治療 - - 20.83 - -
 糖尿病・内分泌科では、糖尿病については地域の医療機関と連携し、必要に応じた入院治療によるインスリン導入、さらには糖尿病教育目的の入院を行っています。 同時に他の診療科にそれぞれの専門疾患の治療目的で入院された患者さんの中にも、併存疾患として糖尿病を有している対象が数多くおられ、平行した高度な糖尿病診療が必要とされるケースが多く存在します。当科入院中の患者さん以外でも、このように数多くの入院患者さんの治療を補助しています。
 平成29年度のDPCにおける実績は「85歳未満の2型糖尿病多数合併症を伴うインスリン治療」をされた方が最も多く、14名の方が入院され、次いで「85歳未満の2型糖尿病(合併症なし又は単数)の診断・治療」が10名でした。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫の治療 化学療法(リツキサン) 19 14.58 16.48 0.00% 83.11
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫の治療 化学療法(リツキサン以外) - - 17.04 - -
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫の治療 化学療法(ベルケイドなど) - - 24.70 - -
161020xxxxx00x 体温異常の診断・治療 - - 5.73 - -
130010xx97x0xx 急性白血病の治療(輸血) - - 16.13 - -
 平成29年度より新しく新設された血液内科では、さまざまな血液悪性腫瘍を診断・治療を行っており、急性白血病、慢性白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫や成人T細胞白血病の治療などに対応しています。
 今年度は、非ホジキンリンパ腫(悪性リンパ腫)に対する治療が最も多く、化学療法など、患者さんの症状・状態に合わせた治療を行っています。
総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎の診断・治療 44 25.20 20.83 38.64% 86.09
180010x0xxx0xx 敗血症の診断・治療 33 26.58 19.01 9.09% 83.12
050130xx99000x 心不全の診断・治療 28 18.71 17.71 7.14% 86.79
110310xx99xx0x 腎臓・尿路感染症の診断・治療 14 16.21 12.34 7.14% 77.86
070560xx99x0xx 全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患の診断・治療 12 19.42 17.16 16.67% 66.17
 総合診療科では複数の病気をお持ちの方や原因のわからない症状があり、どの診療科にかかったら良いのかわからない方を担当しています。そのため、当科にはご高齢で複数の持病を持ち、持病を悪化させたり、新たな病気を発症し入院される方の比率が高くなっています。
 入院治療の対象となった疾患として、誤嚥性肺炎・心不全等、高齢により、病気の発症や悪化には年齢や生活環境が大きく関わっている疾患が多くなっています。
 平成29年度、最も多い疾患である「誤嚥性肺炎の診断・治療」については、嚥下機能(食べ物等を飲み込む力)の低下により発生するため高齢者によく起こります。平均年齢86.09歳と超高齢で、昨年度と比較し1.17歳上昇しています。また、約4割の方が転院となり、昨年度と比較し13%上昇しています。これは、嚥下訓練や生活機能改善を目的に療養を担当する医療機関へ転院された方が増加したことが、一因として挙げられます。
 次に多い疾患は「敗血症の診断・治療」です。33名の方が入院されています。感染など疾患により、多臓器不全を起こした状態の方の治療です。他診療科から転科され、敗血症の治療をメインに行った方も含まれています。
3番目に多い疾患は「心不全の診断・治療」です。28名の方が入院されています。心不全は高齢になり様々な要因で心機能が低下した疾患です。こちらも平均年齢が86.79歳となっています。
 平均在院日数は全国平均より長くなっていますが、これは連携先の病院の都合や患者さんの生活環境を整えるため、在院日数が長くなるためだと考えられます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 18 - - - - - 1 7
大腸癌 - - 10 - - - 1 7
乳癌 - - - - - - 1 7
肺癌 - 10 - 59 - 15 1 7
肝癌 - - - - - - 1 7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
・平成29年度に最も医療資源を投入した傷病名が5大癌の患者さんについて、初発患者はTNM分類による分類を、再発患者は期間内の件数を示しています。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

1.用語解説
・5大癌とは:胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌を5つの主要癌と定義しています。
・UICCとは:International Union Against Cancer【国際対がん連合】という組織のことです。
・病期分類はどのように行うか:UICCではTNM分類法に基づき各部位の癌に対し病期分類を行っています。
・TNMとは:
 T-原発腫瘍の進展範囲
 N-所属リンパ節転移の有無と進展範囲
 M-遠隔転移(例:肺癌が脳に転移した)の有無
 を判断基準として、病期を分類していきます。Stage0−StageⅣの分類があり、TNMの基準は癌の部位によって異なります。
・初発とは:当院(自施設)において、当該腫瘍の診断、診断と初回治療、あるいは初回治療を実施した場合を指します。
・再発とは:当院(自施設)・他院(他施設)を問わず初回治療が完了した後、自施設にて患者を診療した場合や、治療寛解後に局所に再度発生または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。

・最も医療資源を投入した傷病名とは:当該入院期間に、医療従事者・材料・薬剤・医療費・時間を最も使用し、総合的に判断した傷病名です。

2.診療科コメント
【胃癌・大腸癌・肝癌】
 胃癌についてはStageⅠが多くなっています。これは当院が健診センターを併設しており、早期癌で見つかる方が多いと考えられますし、外来に定期通院されている方でも年に1回の内視鏡検査を勧めていることが考えられます。早期胃癌全てが胃カメラで切除できる訳ではありませんが、患者さんとよく話し合った上で、絶対的適応のある症例だけでなく、以前は外科手術を必要とされていた相対的適応(2cmを超える高分化型腺癌や2cm未満の未分化癌など)の症例に関しても積極的に内視鏡治療を行っています。
 肝癌については、StageⅣの進行した状態で来院される方が多くなっています。そのようなかなり進行した状態で来院されても、治療は決してあきらめず、肝予備能を見ながらソラフェニブ内服治療を行ったり、症状緩和治療を行っています。
 大腸癌については、StageIVが多くなっています。これは大腸癌による血便、腹部膨満感、疼痛が起こるようになってから受診される方が多いのだと推測されます。外科医と相談しながら原則的に手術治療を勧めています。手術ができないような全身状態が不良な方でも、癌による狭窄症状に対して金属ステントを留置して症状緩和に努めています。

【肺癌】
 肺癌は外来通院で診断ならびに遠隔転移の検査・評価を行い、臨床病期Ⅰ・Ⅱ期は主として外科的手術となるため、呼吸器内科に入院することは少ないです。手術は熊本大学医学部附属病院呼吸器外科の応援を得て当院外科で受けることができます。また場合によっては熊本市内の基幹病院に紹介することもできます。臨床病期Ⅲ・Ⅳ期は主として放射線治療、化学療法の適応となりますので主に当院入院で治療を行います。複数の専門医や、多くの治療を行ってきた医師がカンファレンスを行い、抗癌剤、分子標的治療薬など患者さんに適した治療を行います。また、最近はがん免疫治療については、日常生活・QOLをできる限り保ちながら外来で治療を受けていただけるようにしています。放射線治療につきましては、当院にその施設はございませんが、放射線治療施設のある医療機関と連携を結んでいますので安心して受けていただくことができます。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 23 13.22 57.00
中等症 164 20.42 81.85
重症 36 21.94 85.14
超重症 - - -
不明 - - -
・平成29年度に最も医療資源を投入した傷病名が肺炎で退院した患者さんのDPCのA-DROPスコアから、算出しました。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

1.用語解説
・A-DROPスコアとは:市中肺炎ガイドラインによる重症度分類で、指標は5項目の頭文字をとったものです。
 1)Age(年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
 2)Dehydration(脱水):BUN_21mg/ml以上、または脱水あり
 3)Respiration(呼吸状態):SpO2_90%以下
 4)Orientation(意識障害):意識障害あり
 5)Pressure(血圧):血圧(収縮期)90mmHg以下
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点…となります。
  ショックがあれば1項目のみでも超重症となります。
・市中肺炎とは:社会生活を送っている中で発症した肺炎のことです。医療機関に入院して48時間以後に発症した院内肺炎と区別されます。
・DPC(Diagnosis Procedure Combination)【診断群分類】とは:入院医療における診断群分類に基づいて評価される入院1日当たりの定額支払制度で使用される分類で、その入院期間のうち最も医療資源を投入した傷病名を基準に、手術を行ったかどうか、定義された処置・検査等を行ったかどうかで、1日当たりの入院費が決定されます。
・最も医療資源を投入した傷病名とは:当該入院期間に、医療従事者・材料・薬剤・医療費・時間を最も使用し、総合的に判断した傷病名です。

2.計算式
・平均在院日数=
 分子:A-DROP重症度別の総在院日数
 分母:A-DROP重症度別の患者数

3.診療科コメント
最近は肺炎に罹患された患者さんが早期に受診していただけるようになりましたので、比較的軽症のうちに入院・治療が開始されてその治療成績もかなり良好となっています。しかし中には重症(4、5度)で人工呼吸管理ならびに全身管理を必要とする場合もあります。当院はICU(集中治療室)を有し、人工呼吸器につきましても非侵襲的な(気管チューブを挿入しないでマスク換気を行う)ものや高機能なものなど多数常備しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 94 39.19 78.86 33.98%
その他 - - - -
・平成29年度に最も医療資源を投入した傷病名が脳梗塞によって退院した患者さんを集計しています。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

1.用語解説

・最も医療資源を投入した傷病名とは:当該入院期間に、医療従事者・材料・薬剤・医療費・時間を最も使用し、総合的に判断した傷病名です。

2.計算式
・平均在院日数=
 分子:国際疾病分類の脳梗塞の総在院日数
 分母:国際疾病分類の脳梗塞の患者数
・転院率=
 分子:DPC調査結果における、退院先(他の病院・診療所への転院)となった件数
 分母:国際疾病分類の脳梗塞の患者数

3.診療科コメント
 当院は、回復期リハビリテーション病棟を設置しており、脳梗塞で入院された患者さんの意向により、急性期治療→慢性期・回復期リハビリテーションの実施→リハビリテーション後の在宅復帰までを継続して行うシームレスケアを基本方針とした、トータルサポートを実践しています。 
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
・平成29年度に退院された、DPC対象の患者さんの主たる手術別の件数を集計し、診療科別の上位5位までを表示しています。
・輸血(K920$)は対象外です。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。


1.用語解説
・Kコードとは:診療報酬医科点数表に定められた手術に付与されたコードです。
・DPC(Diagnosis Procedure Combination)【診断群分類】とは:入院医療における診断群分類に基づいて評価される入院1日当たりの定額支払い制度で使用される分類で、その入院期間のうち最も医療資源を投入した傷病名を基準に、手術を行ったかどうか、定義された処置・検査等を行ったかどうかで、1日当たりの入院費が決定されます。


・術前平均日数は、各術式の入院日から術日までの日数を平均したものです。(術日は除きます)
・術後平均日数は、各術式の術日から退院日までの日数を平均したものです。(術日は除きます)


・最も医療資源を投入した傷病名とは:当該入院期間に、医療従事者・材料・薬剤・医療費・時間を最も使用し、総合的に判断した傷病名です。


2.計算式
・術前平均日数=
 分子:診療報酬医科点数表手術コード(Kコード)別の入院日〜術日までの総入院日数
 分母:診療報酬医科点数表手術コード(Kコード)別の症例数
・術後平均日数=
 分子:診療報酬医科点数表手術コード(Kコード)別の術日〜退院日までの総入院日数
 分母:診療報酬医科点数表手術コード(Kコード)別の症例数
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 87 2.38 16.32 19.54% 77.94
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 79 0.73 1.92 0.00% 68.71
K654 内視鏡的消化管止血術 32 1.09 10.19 15.63% 69.09
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 18 3.89 6.89 11.11% 77.22
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 13 1.46 6.85 0.00% 73.46
 最も多い手術は内視鏡的胆道ステント留置術です。胆管炎や閉塞性黄疸に対して行っています。
 内視鏡的粘膜切除術は大腸ポリープなどに行います。これは、内視鏡でポリープのある粘膜の下に液を注入し、スネアを用いてポリープを切除します。
 内視鏡的止血術は吐下血などの消化管出血が疑われた場合には原則24時間以内に内視鏡検査を行っています。高齢者や合併症のある方が多い割には、多くの患者さんで2週間以内の退院が可能となっています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 66 3.05 4.35 1.52% 72.08
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 18 1.78 9.83 0.00% 80.94
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 16 4.69 17.44 18.75% 66.69
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) - - - - -
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
 循環器内科で最も多い手術は経皮的冠動脈ステント留置術です。狭心症や、心筋梗塞と診断された患者さんに施行します。重症度によって待機的~緊急的に行う場合があり、それによって在院日数も変化します。
 ペースメーカーは高度房室ブロックや洞不全症候群などの不整脈に対して行います。当科では、急性期の治療を行い、その後病状が安定していれば、地域の医療機関に継続的なフォローアップを依頼しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 37 2.54 8.81 0.00% 63.24
K6335 鼠径ヘルニア手術 34 1.56 7.09 2.94% 68.47
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 26 1.23 7.12 0.00% 69.35
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) 16 0.38 8.44 0.00% 45.75
K672 胆嚢摘出術 - - - - -
 外科で多い手術は、胆のう結石、胆のう炎に対して実施する腹腔鏡下胆のう摘出術です。患者さんの負担の少ない腹腔鏡で手術を行うため、手術の傷も小さく、早期の退院を目指しています。また、鼠径ヘルニアに対して行う手術は、腹腔鏡下で行うものと合わせると一番多くなっています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 127 4.91 47.46 37.80% 85.18
K0462 骨折観血的手術(前腕) 39 2.41 16.36 0.00% 64.90
K0811 人工骨頭挿入術(股) 35 8.11 37.71 51.43% 82.09
K0821 人工関節置換術(膝) 30 1.33 50.17 0.00% 76.20
K0461 骨折観血的手術(上腕) 29 4.14 28.17 34.48% 57.48
 整形外科では、大腿骨の中でも大腿骨近位骨折に対する手術件数が最も多くなっています。特に高齢者に多いため、全身状態の精査と受傷日からより早期での手術に努めています。その他に上腕、前腕部の骨折も多く、高齢者から若年者まで幅広く入院されています。
 内容としては主に上腕骨の骨折、橈骨尺骨関連の骨折で、観血的な接合術を主に行っています。また、近年の高齢化に伴い、変形性膝関節症や関節リウマチによる膝関節置換術も多く、合併症予防、術後の除痛、関節可動域訓練・歩行訓練を積極的に行い、早期の社会復帰を目指して治療を行っています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 25 1.32 7.80 8.00% 80.00
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm未満) - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm未満) - - - - -
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上6cm未満) - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
 皮膚科では、皮膚の悪性腫瘍(がん)に対する腫瘍切除術が大部分を占めています。
 皮膚がんの多くは、一般的に日光に当たる顔や四肢に発生し、高齢者に多く発症します。当院の平均年齢も80歳と高くなっており、今後高齢化を向かえる中でさらに増加していくと思われます。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 80 1.41 5.98 3.75% 65.25
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) 73 1.33 6.10 2.74% 74.68
K843 前立腺悪性腫瘍手術 40 1.05 9.15 2.50% 70.33
K797 膀胱内凝血除去術 18 0.06 8.83 5.56% 81.67
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 18 0.11 10.00 22.22% 73.50
 泌尿器科では膀胱癌、前立腺癌などの悪性腫瘍の手術件数が多くを占めています。高齢化社会を迎える我が国同様、当院においても、高齢者疾患の代表である前立腺癌などの悪性腫瘍は増加しています。また、前年度と比較すると、レーザーによる経尿道的尿路結石除去術が2倍以上増加しています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 19 6.79 1.32 5.26 75.58
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - -
 腎臓内科では、慢性腎不全の患者さんで、透析を必要とする方のかかりつけ医としての役割を果たすため、透析アクセス関連手術(内シャント留置術)を最も多く行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 36 0.67%
180010 敗血症 同一 34 0.63%
異なる 71 1.32%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 31 0.58%
異なる - -
・今回は医療の質を評価するために播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の発生率について公表することとなりました。
・最も医療資源を投入した傷病名が上記4つの入院契機となった傷病名と同じかどうか分けて集計しています。
・傷病名(最も医療資源を投入した傷病名)が入院契機となった傷病名と異なる場合、今回の入院目的よりも、入院中に発生した上記4疾病のほうが、より医療資源を投入したということになります。
※「-」は、症例数が10件未満のため非表示となっています。

1.用語解説
・播種性血管内凝固症候群(DIC)とは:感染症、悪性腫瘍、外傷、手術の侵襲などが原因となり、血液が固まる力が高まり、体中の様々なところで血のかたまり(血栓)ができ、臓器の機能障害が起こるとともに、血小板の血液凝固に必要な成分が大量に消費されるため、出血が止まらない状態のことです。

・敗血症とは:感染に対する体の反応が調節できなくなり、命に関わるような臓器障害が起きてしまうことです。

・真菌症とは:酵母、カビ、キノコの仲間を総称して真菌と呼びますが、有害な真菌が病気を起こすことを真菌症と呼びます。真菌が皮膚にとどまる白癬症(水虫)のような表在性真菌症と抵抗力の落ちた人や手術や治療のために体に異物が入っている人などに見られる真菌が内臓まで及び深在性真菌症があります。

・手術・処置等の合併症とは:術後感染、体内に挿入した機器の異常、適切に投与された薬剤のショック等であり、そのリスクについては術前に十分に説明を行い、適切な予防に努めています。合併症で重要となるのは予防と早期発見であり、入院直後より観察すべき項目を十分に検討して実施しています。

・最も医療資源を投入した傷病名とは:当該入院期間に、医療従事者・材料・薬剤・医療費・時間に基づき、総合的に判断した傷病名です。

・入院契機となった傷病名とは:今回入院し治療する必要があると判断される傷病名です。
更新履歴
2018/09/28
平成29年度病院指標を公表しました。